うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

夫の顔つきが変わった

先日の大喧嘩と仲直りを経て、

夫の顔つきが明らかに変わりました。



仕事のシフトも増やし、

たくさん稼いでたま(私)を楽にするんだ、

たまに美味しいものを

食べさせてやりたいんだと、


張り切っています。



様々なトラウマと搾取のため

うつ病を長いこと患って来て、



日本に来て私と結婚してからも

いつも表情は暗く、

悪夢やパニック発作

苦しんでいました。



毒母から無能だ、金よこせと

電話でなじり続けられ、

生きるエネルギーを

いつも奪われている感じでした。



いつも疲れ切っていました。



自分はどうせダメなんだと思い込み、

人間不信も根強く、

私にさえなかなか心を開いてくれず


些細なきっかけのケンカでも

黙り込んで話し合いができず



私が一方的に話し続けることになり、

ストレスが限界に来ると、

物を壊したり、大声で叫び続けたり。



置き手紙を残して

突然行方不明になったり。



何度も警察沙汰になりました。



外国人であることや、

華やかな経歴もないことで、


仕事もなかなか決まらず、



やっと決まった仕事があっても

精神的な不安定さゆえに


休みがちになったり、

突然辞めて来たり。



生活費はほぼ全て私が負担してきました。



私が病気で働けなくなり、

傷病手当と貯金の切り崩しで

何とか生活してきましたが、



物価高もあり、

いくら節約を頑張っても、

預金残高は日に日に減っています。



これからどうやって生計を立てていくか、

私が真剣に話し合おうとしても、

夫からの反応は薄かったです。



過去のトラウマや自己否定に

苛まれて囚われていて、

好きな音楽やゲームなどの

幻想の世界に生きているように見えました。



現実逃避しているような状態の夫に、


もっと現実を見て、

堅実な生活をしようと

私がいくら語りかけても、


ずっと暖簾に腕押しでした。



周囲からは


「早く別れた方がいいよ。

たまちゃん自身の幸せを大事にして」



と言われてばかりでした。



私も冷静に客観的に考えると、

離婚するしかないとわかりつつも、



やっとできた家族を

失うのが怖くて、

夫と離れる決心がつかなくて、



結婚生活を続けてきました。




今回、夫が大きな問題を起こし、


今度こそ終わりだ、

信頼関係が崩れてしまったと

絶望した私は、



ストレスのせいか体調を崩し、

今も喘息発作が止まらず、

自宅療養を続けています。



そんな私の姿を見て、

夫はぽつぽつと

心のうちを語り始めました。



私は相槌をうちながら、

「それってこういうこと?」

などと問いかけたり、



「あの時私はこう感じたよ」

などと、自分の思いを伝えたりしました。



朝になり、夜になり、

仕事に行って帰って来てからも、

夫の話は止まりません。



今まで自分一人で

全てを抱え込んできた夫は、



私と話し合う中で、

自分の思い込みに気づき、



過去のトラウマに

ひたすら囚われていた自分を

初めて客観的に見ることができたようです。




自分にとって一番大事なものは、

私との穏やかな結婚生活であり、



一緒に美味しいものを食べて

「美味しいねぇ」と

ニッコリし合ったり、



一緒に散歩や買い物に出かけたり、

通院に付き添ったり、



そういうささやかな幸せを

失いたくないのだそうです。



夫にとっても私は

やっとできた家族で、



何もない自分を愛して

ただ一緒にいたいと言ってくれる私は

一番大切な存在なのだと。



今まで大変な思いをしながら

必死に生きて来た分、


これからの人生は

2人で楽しく幸せに

生きていきたいのだと、

言ってくれました。



そして、休みがちだった仕事も

もっと稼ぎたいからと

夫自らシフトを増やしました。



生活費を自分も負担して、

対等なパートナーになりたいと。



私の咳が止まらない時や、

通院に付き添う時、


夫はいつも私の手を握り、


「大丈夫だよ。

僕がそばにいるから。」


と言ってくれます。




この辺は日本人男性よりも

愛情表現が積極的で、



日本人の私からすると、

もちろん嬉しいのですが、



人前で手を握ったり

背中を抱き寄せたりするのは


ちょっと恥ずかしいなぁ〜と。



でも、心がほっこり温まるし、

安心感がすごいです。



先日のトラブルで

悲しい思いもしましたが、



あれがきっかけで

夫が未来志向になり、

夫婦の絆が深まったのなら


きっと必要な経験だったのでしょう。



最近、夫は働き詰めで、

心身が壊れないか心配なので、



私は栄養バランスの良い朝食を作って

送り出しています。



節約をもう一段階進めるために、

外食や惣菜、パンなどは回数を減らし、

なるべく自炊するようにしています。



私が具合の悪い時は、

夫が母国の料理を作ってくれます。



洗い物や掃除等の家事も、

今まで以上に率先してやってくれます。



何だか頼もしくなった夫。



表情も明るくなり、

顔つきがすっかり変わりました。



そして、自分の思いを

自ら話してくれるようになりました。



今日も、仕事から帰って来てから、

たくさん話しかけてきました。



「たまに会いたかったよ〜」と、

以前なら照れて言わなかった言葉も

すらすらと言ってきます。



前はあんなに無口で、

口下手だったのに。


信じられない変化です。



ずっと人間不信だった夫が

ようやく私を信じて

心を開いてくれたのだとしたら、

嬉しいです。



夫にとっての安全基地に

私がなれているのならば、

こんなに嬉しいことはありません。



とはいえ、

別の人格を持った別の人間同士なので、


共同生活を送る中で、

これからも喧嘩やすれ違いは

何度もあると思います。



そのたびにまたじっくり話し合って、

互いに理解を深め、

夫婦の絆がさらに強くなればいいなぁと

思っています。



別人のようにイキイキと働き、

幸せそうに笑う夫の姿を見て、


良かったなぁ〜と

安心している私です。





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