実は最近、久々に
大きな夫婦喧嘩をしました。
もうさすがに離婚すべきか、
考えました。
周囲の方々に相談して、
様々なアドバイスをいただきました。
その中で心にささったのは、
「２人でじっくり話し合う時期が
今なんだと思うよ。
順風満帆な夫婦なんていない。
離婚以外の解決方法もあるはずだ。
とにかく２人でじっくり
話し合うことだよ。」
……というものでした。
今更対話なんて……と
正直思いましたが、
さりとて離婚もハードルが高い。
今まで共に過ごして来た日々の
幸福感と安心感を思うと、
夫なしで一人で生きていくことは
身を切られるように辛いことです。
やっとできた家族だから。
結果的には、夫と２人で
じっくりと対話することができ、
互いの大切さを再確認し、
夫婦の絆が深まった感じがします。
きっかけは、喧嘩の最中に
私の体調が悪化して、
救急外来を受診したことでした。
私のただならぬ様子に、
夫も病院受診を強く勧め、
必要ないと私が言うのも構わずに
救急車を呼びました。
そこからの受診付き添いや、
その後の看病などで
夫は急に私を守ろうとする姿勢に
変わりました。
どうやら昨年、私が大病を患い
入院や手術を繰り返していた時の気持ちを
夫は思い出したようです。
それからは自然と対話が続き
互いの正直な気持ちや事情を
吐露し合う時間が続いています。
手を握ったりハグしたり、
互いのぬくもりを感じながら、
これまでの反省と謝罪、
今後も共に生きていきたいという気持ち、
欠点や課題をどう工夫して改善していくか、
一度失われた信頼関係を
これからどうやって再構築していくか等、
具体策と決意表明を互いにしました。
結果として、今まで以上に
夫婦の絆が深まったと感じます。
雨降って地固まる。
まさにそんな状況です。
今夜は初めて一緒に
カレーを作りました。
夫の母国では日本とは違って
家庭でカレーを作ったり
日常的にカレーを食べる習慣がないらしく
野菜の切り方や炒め方なども
日本とは違う面も多々あるし
夫が機能不全家庭に育ったことで
温かい料理を親に食べさせてもらった経験も
あまりないらしく
共に料理を作って食べるという経験が
とても新鮮だったようです。
バーモントカレーのルーを使って
ごくオーソドックスな作り方を
しましたが、
簡単なのに失敗はまずないという
初心者が達成感を得やすい
カレーという料理を共に作り、
「美味しいねぇ」と
ニコニコしながら共に食べることは
私にとっても幸せな時間でした。
私達うつ病患者は、ついつい
将来の不安や過去の出来事への後悔に
囚われてしまいがちで、
それが余計にうつを悪化させる面も
あると思います。
とにかく今日一日を幸せに、
楽しみを見つけて過ごすことで
うつ病が悪化することを
ある程度防げると思います。
一時はどうなることかと心配でしたが、
結果的に良いきっかけになりそうで
安心しました。
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