うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

うつ病患者が働くということ②

昨日はあのあと、

温かいうどんを2人で食べて、

ゆっくり寝ました。



今朝、夫は仕事に行きました。



私は今朝は、

夫の母国風の朝食を作りました。



少しでも、夫を力づけたくて。



「怒られるのは、

あなたが期待されているからだよ。



日本には、

『怒られるうちが花』という

言葉があってね。




期待もされなくなったら、

もう何も言われなくなるし、

黙ってクビになるだけだよ。」



「がんばらなくていいからね。

シフトの最後の時間まで

そこにいることを目標にしよう。」



「大丈夫。

あなたならできる。

自分はできる人なんだって

自分に言い聞かせるんだよ。」



そう言って、送り出しました。




内心ハラハラしながら

前回の記事を書きました。


温かいコメントをいただいて、

嬉しかったです。



すぐに②を書こうとしましたが、



疲れを感じて、

温かいお茶を飲みながら

休んでいました。



すると、

夫から着信がありました。



仕事の休憩中に、

どうしても辛くて

かけてきたようでした。



こんなことは今まで

一度もありませんでした。



よほどうつの調子が悪いのと、



私を安全基地として

信頼してくれるようになったのと、


両方の結果だと感じました。




夫の話を聴きながら、

私は何と答えたら良いのかわからず、


「そっか……。」


「困ったね。」



と、相槌を打ちながら、

どうすべきか必死で考えていました。




これ以上、早退や欠勤で

シフトに穴を開けたら、

さすがにクビになる可能性が高いです。



上司は夫のうつに理解があり、

様々な配慮をしてくださって

何とかここまで続けて来られたのですが。



上司の立場では

他のスタッフとの公平性も

考えなければならないでしょうし、



何度もシフトに穴を開けるスタッフを

雇い続けるのは難しいでしょう。



資本主義社会って

そういうことですものね。



私自身、働いていた時に、

どうしても出勤できない日が増えて

職場に居づらくなったり、



休職と復職を繰り返すうちに

職場での信用も失って、

頑張ろうとしても頑張れなくて、



無理に無理を重ねた結果、

心だけでなく身体まで壊れてしまい、

本当に働けなくなってしまったんです。



たぶんもう復職は厳しいです。



主治医の許可が得られないですし。



でも、生きていくためには、

何らかの仕事をして

お金を稼がなければなりません。



健常者のようにバリバリ働けない分、

給料は安くても仕方ないから、


自分のできることを活かして働いて、

ささやかに暮らしていける

世の中ならいいのに。



現実は厳しいですよね。



障害者雇用では

普通に暮らせる給料はもらえなさそうです。



障害年金にしても、

たとえ受給できたとしても、

それだけでは生活できない額です。



じゃあ生活保護を受ければいいと

簡単に言う人もいますが、



生活保護は受給どころか

申請すらハードルが高いらしく、



しかも、生活保護を受けられるのは

貯金も何もかもほぼ全てが

底をついた後。




そこまで落ちてしまうと、

今度は生活保護から抜けられなくなると

よく聞きます。



それが怖くて、

本当は生活保護を受ける資格があるほど

所得の低い人々の多くが



あえて生活保護を申請せずに

無理を重ねて自力で踏ん張っている

という話もよく聞きます。



本当は、何もかも手放す前に、

そこまで落ちる前に、


今の生活を維持したまま受けられる

セーフティーネットがあればいいのにと

いつも思います。



今の生活保護受給資格の要件を

満たす段階まで落ちる前に

少しだけ扶助を受けられれば、



傷が浅いうちに生活を立て直せて

生活保護から抜け出して


また自分の力で生きられる人が

増えるのではないでしょうか。



うつ持ち夫婦の私達は

これからどうやって生計を立てていけば

良いのでしょう?



全く働けない訳ではないけれど、

毎日出勤してフルタイムで 

残業もこなしてバリバリ働くのは無理だし



かといって、バイトやパートだけでは

生活費を賄えません。



そもそも今の日本社会では

フルタイムでバリバリ働く人の給料も安くて

みんな生活が苦しいですよね。



みんな苦しいから、

弱い立場の人を攻撃して

鬱憤を晴らしたくなる人が

多いんでしょうね。



「自己責任」とか

「勝ち組負け組」とか



私が若い頃からずっと言われてきました。



だからうつ病患者が多いんじゃないかな。



誰も幸せになっていない社会。



夫の様子があまりにも辛そうだったので、


「もう帰っておいで。

もう無理しなくていいよ。



上司の方に事情を話して

早退させてくださいって言いな?


それでクビになったとしても、

もうしょうがないよ。


命が一番大事。

私はあなたがいてくれるだけで

幸せだから。



家で待ってるからね。」



と伝えました。



夫は、


「うん。ごめんね、たまちゃん」


と、少しホッとしたように言い、

通話はそこでいったん終わりました。



そして、今こうして

ブログを書いていたのですが……。



また夫から着信がありました。

新たな展開があったようです。



長くなってしまったので、

③に続きます。






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