うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

人に相談するということ

仕事のことで悩んだ時、

大きな夫婦喧嘩をしてしまった時、


私には相談できる人がいる。



学生時代からの友人達。


兄弟。


主治医。


役所などの相談窓口。


弁護士。




みな、私の話をじっくり聴いてくれる。



そして、様々な助言をくれる。



だけど、そこには
大前提がある。



最後の決断は私がすること。



私の人生について、

他の人が責任を取ることはできない。



大事なことは、

私自身がどうしたいか。



アドバイスをくれる人々も、


「私ならこうするよ。」


「こういう方法もあるよ。」



とは言ってくれるけど、


必ずこう付け加える。



「たまちゃんが選んだことなら

私は応援するよ。」



彼らもわかっているんだ。



彼らのアドバイス通りに

私が行動した結果、



もしうまくいかなくて

もっと大変な事態に陥っても、


彼らには責任が取れないことを。




それはそうだ。



誰かの人生について、

他人が責任を取ることなんてできない。



私も時々、夫や友人達に

相談されるけれど、



私だって彼らの人生に

責任は取れない。




厳しいようだけど、


自分の人生の選択をするのは、自分。


選択の結果を引き受けるのも、自分。



どんな人にも当てはまる、

100%正しいアドバイスなど、ない。



この不確かな現実世界で、

先のことは誰にもわからない。



100%正しい選択など、存在しない。



後から振り返って、



「あの時、もっとこうすれば良かった」



と、反省することはある。



だけど、どんな選択も、


置かれた環境の中で

取りうる選択肢を慎重に吟味した中で

自分で選択したのだから、



その時はその選択が正しかったんだ。


今、なんとか生き抜いているのは、

その選択のおかげなんだ。


そう自分を納得させながら、

私達は前に進むしかない。



決してやってはならないことは、



誰かの助言に従って行動した結果

うまくいかなかった時に、



「あなたの言う通りにしたのに、

うまくいかなかった!

どうしてくれるんだ!」



と、助言してくれた人を責めること。



誰に何を言われようと、

その選択をしたのは、自分なのだ。



その人の助言に従って行動すると

決めたのは、自分。



選択の結果は

自分で引き受けるしかない。



自分の人生なんだから。



助言してくれた人を責めたら、

その人は二度と助言を

してくれないだろう。



人生は、選択の連続。


私達は日々、

取捨選択しながら生きている。



何かをするか、しないか。

たくさんある選択肢の中で、
どれを選ぶか。


誰かに話を聴いてもらって、
助言をもらった上で、


最後は自分で決めるしかない。



相談に乗ってくれる人がいること、

話を聴いてくれて、

一緒に考えてくれる人がいることは、


ありがたいことだ。



みんな自分の人生を生きるのに忙しくて、

みんな悩みながら精一杯生きている。



そんな中で、

私のために時間やエネルギーを
使ってくれることに、

感謝を忘れたくない。



ラソンの伴走者と同じだ。


一緒に走ってくれる人はいても、

私達は自分の足で走るしかない。



時には歩いたり、休んだり。

リタイアせざるを得ない時もあるだろう。


それでも一生懸命走った結果、

自分がそう決めたなら、

それでいい。



伴走者達も、あなたの選択を

尊重してくれて、



「お疲れ様。よく頑張ったね」



と、受け止めてくれるはずだ。



もちろん、中には

あなたの選択に賛同できなくて、

離れていく人々もいるだろう。



軽蔑や嫌悪の眼差しを

向ける人もいるかもしれない。



だけど、その人達がいなくなっても

あなたの人生は終わらない。



むしろ、あなたの選択を尊重せず、

自分の価値観を押し付けてくるような

支配欲の強い人からは離れた方が、


お互いのために良い。



生き方は、人それぞれ。


唯一の正解なんてない。



私が夫と結婚した時、


「もうあなたとは付き合えない」と言って、


離れていった人がいた。



独身だった頃は

一緒に遊んだり仲良くしていたのに、

結婚後、私に余裕がなくなると、

離れていった人もいた。



なぜか手のひらを返して

私を攻撃し始めた人もいた。



仲の良い友達だと思っていたから、

とてもショックだったし、

たくさん泣いた。



だけど、時間の経過とともに、


「まぁいいか」と


割り切れるようになった。



人は、時間や環境の変化とともに
変わってゆく。


私も、周囲の人々も

みんな変わり続ける。



価値観などが合わなくなったら

離れるのがお互いのためという場合も、ある。



そっとフェイドアウトするか、

激しくぶつかって絶交するかは別として。



また、親しい間柄だからこそ、

耳の痛い忠告を

してくれることもある。



赤の他人なら、


「へ〜、そうなんだ」


と、軽く受け流せることでも、



親しい人なら、

その選択が自分にも
少なからぬ影響を及ぼす場合には、



強い口調で引き止めたり、

指示したくなる時もあるだろう。



ゆうべ、夫が義父に電話で
人生相談をしたら、

少し厳しいことを言われたようだった。



話を聴いた私から見て、

それは厳しい指摘だけど事実であり、

義父から夫へのエールに感じた。



そのことを伝えたら

夫は不服そうだった。



難しいね。


正論は、時に人を傷つける。


だからといって、



常に「うんうん、わかるよ」と

優しい顔で甘い言葉ばかりをかけるのも、

相手のためにならない気がして。



夫の選択は、

配偶者である私の人生にも影響するし。



傾聴って難しい。



とりあえず



「晩ご飯を食べて、

薬を飲んでもう寝ようよ」



と、私は言った。



空腹状態では

ろくな判断ができないから。



私も最近、やたらと眠くて

2人で早めに就寝した。



夫はまだ、ぐっすり眠っている。



たっぷり睡眠を取って、

モヤモヤした気持ちが

スッキリ解消できていますように。




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