うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

人を傷つけずにはいられない人

コロナ後遺症で苦しみながらも

何とか仕事に行っている夫。



先日、帰宅した夫が

あまりにも暗い顔をしていたので



「どうしたの?

仕事で嫌なことがあった?」



と尋ねると。



「いや、仕事は順調だった。

でも、母さんのせいで腹が立った」



と言うのです。



「お母さんから電話が来たの?」



「いや、メッセージが来た。

トイレ休憩でスマホを見て気づいた」



「何て書いてあったの?」



「お前は能力がないとか、

姉ちゃんは母さんに金をくれるのに

お前は何もくれない、とか。」



あー、またか。


夫の母はいわゆる「毒親」で、

前からこういうことは

何度もありました。



夫がうつになった原因の一つが、

母親だと私も感じていました。



暴言や金の無心、

異性関係の暴露話、

姉との比較による侮辱等が酷くて、



結婚当初は毎日のように

夫に電話をかけてきて、

長時間一方的にまくし立てる母親に

夫のエネルギーが

吸い取られていました。



私は仕事帰りに運転しながら

夫と電話で話すのが常でしたが、

時々、夫の声が疲れきっていて、


理由を聞くと、

私と話す前に母親からの電話に

数時間付き合っていたことが多かったです。



それでも、夫は今日本に住んでいて、

母国にいる母親とは

物理的に離れているので、

独身時代よりは安全だろうし、



どんなに酷い母親だとしても、

夫にとっては大切な母親なので、

あまり私が母親を悪く言ったり

口出しするのもどうかと思い、



「距離を置きなよ。

電話も短く切っていいし、

出なくてもいいからね。」



とだけ伝えていました。



でも、昨日の夫を見て、

ついに私はハッキリ言いました。



あなたのお母さんは

あなたを搾取している。


お母さんがあなたにしていることは、

虐待である。


お母さんはあなたを傷つけるために

わざわざ電話してきている。



あなたが子どもの頃からずっと、

お母さんはあなたを傷つけることで

心のバランスを取って来た。



今までお母さんがあなたに言ったことは、

お母さんが自分自身に対して

思っている内容だ。



お母さんは不幸な人だ。

人を傷つけずにはいられない人だ。

ある意味、かわいそうな人。


自分の人生がうまくいかない時、

自分と向き合って改善することができず、


あなたを傷つけてうつにすることで、

鬱憤を晴らして来た。



あなたは今まで

お母さんを守ろうとして

よく頑張った。


だけど、あなたはもうこれ以上

犠牲になる必要はない。


あなたは、あなたの人生を

楽しむ権利がある。



お母さんよりも私よりも、

誰よりもまず自分の幸せを

考えてほしい。



そして、あなたは今、

私の夫であり、日本に住んでいる。



あなたと私と猫の3人で

おだやかに幸せに生きている。



最近、あなたは

コロナ後遺症を抱えながらも

頑張って仕事に行っている。



今の暮らしに何か問題がある?

ないでしょう?



私は、あなたと結婚して

毎日幸せだし、


お金はなくとも幸せだ。



お母さんから酷いことを言われて

うつが悪化するのもわかる。

つらいよね。



だけど、あなたのうつが悪化したら、

お母さんの思うつぼだよ。

お母さんはあなたを傷つけたくて

電話してくるのだから。


あなたが日本でおだやかに

幸せに暮らしていることが

お母さんには許せないんだ。



残念だけど、

そういう親はわりといる。



あなたがお母さんにできる

一番の復讐は、



あなたが幸せに生きること。



今度、お母さんから

電話がかかって来たら、


「幸せだよ。元気にやっているよ。」



とだけ伝えて、

あなたの現状を詳しく話してはいけない。



あなたの情報を与えることは、

お母さんにあなたを攻撃する隙を

与えることだから。



いや、むしろもう

ブロックしてしまおう。


お母さんも、お姉さんも。



もう縁を切った方がいい。



今までずっと見ていたけど、


あなたのお母さんとお姉さんは

あなたをわざと傷つけて搾取してきた。



親らしいことを

してもらっていないのだから

あなたが親孝行をする義務はない。



もうこれ以上、犠牲にならないで。

これからの私達の幸せを大切にしよう。




夫は、力強く頷き、

母と姉をブロックしました。



私も同様に、

彼女達をブロックしました。



夫に連絡がつかない時、

義母はよく私に電話してきたからです。



「自分は母親に愛されなかった」

「困っていた時も、母は助けてくれなかった」



最近、夫はポツポツと話します。



夫の複雑でトラウマティックな

生育環境を思うと、



夫が今も

重いうつに苦しんでいるのも

無理はないと思います。



親に愛されなかったと、

認めるのはつらい。


自分が虐待されていたことに、

気づくのも辛い。



自分を産んでくれた母親が

自分の幸せを願っておらず、

わざと傷つけて鬱憤晴らしを

しているなんて、

考えたくもないと思う。



だけど、世の中には、

人を傷つけずにはいられない人も

いるんです。



身内だからこそ、

親子という対等でない関係だからこそ、

いじめたくなる人もいる。



自分の現実と向き合えない弱さを、

子どもにぶつけて心を保つ親もいる。



子どもを感情のゴミ箱にする親がいる。



今回、夫が母と姉をブロックしたことで、


これから彼女達は、

自分のゴミを自分で処理せざるを

得なくなりました。



今まで夫に投げつけていたゴミは、

夫が防御壁を設けたことで、

お母さん自身に跳ね返っていきます。



お母さんは急に攻撃対象を失って

戸惑い、苦しむことでしょう。



お母さんも、自分の母親から

同じような虐待を受けていたのだと

夫の話から推測できます。



虐待の連鎖。


ある意味、お母さんも被害者でしょう。



でも、お母さんはもういい大人です。

自分の人生を良くするのも

悪くするのも、お母さん次第です。



息子の人生までぶち壊す権利は

ありません。



私の大事な夫を傷つけて搾取する人は、

私は夫から遠ざけます。


誰であっても。



私達は私達のかけがえのない人生を、

共に楽しんで過ごしていきます。




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