うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

これが自己肯定感か!

昨日、うちのwifiルーター
突然壊れました。


いろいろやってみても
全く繋がらなくなり、


もう3年使ってきたこともあり、


これは買い替えの時期かな?

と思い、


近くの家電量販店に
新しいルーター
買いに行くことにしました。



夫は体調が悪くて
仕事を休むほどだったので、


私は一人で買いに行こうと
着替え始めました。


(家では楽なルームウェアで
過ごしているので。)



すると、夫が



「大丈夫?一人で行ける?」


と、声をかけてきました。



私は即座に、



「行けるよ。当たり前でしょう。

一人で数十年生きてきて、
何でも自分でやって来たんだよ。


なんで私が一人で行けないと思うの?」



と、答えました。



その時、


「あっ、これが自己肯定感かぁ……」


と、実感しました。



自分の力でできると信じること。


自分が生きてきた経験に
誇りを持つこと。



夫はまだ若くて人生経験が少なく、

うつの調子が悪い時にはすぐ


「自分は無能でダメな人間だ……」


と、自己否定の言葉を口にしたり、


自分が悪くない時にもすぐ


「ごめんね」


と謝ったりします。



誰も夫を責めていない場面で
自分を延々と責め続けて、


悩まなくてもいいことで悩んで、


うつのぐるぐる思考にハマって
余計にうつが悪化してしまっているのを

私は毎日見ているので、



「なるほど、これがぐるぐる思考か……」


「こうやってうつが悪化するのか……」


と、客観的に捉えることが
できる機会が多く、


それが私の思考や行動の改善を自然に促し、

私のうつが落ち着いている要因の一つに
なっている気がします。



独身の頃は
毎日一人でぐるぐる考えていて、
話し相手もいない孤独感もあり、


うつがどんどん悪化して、
いつも死を考えていました。



うつの調子が悪いと
職場に行けない日が多くなり、


迷惑をかけた同僚達に
謝罪するところから
一日のコミュニケーションが始まるため、

どんどん自分に自信がなくなっていき、
肩身の狭さを勝手に感じて


同僚との人間関係も
ギスギスする一方で、


迷惑をかけた分、
今日は人一倍働かねば!と
勝手に力んで疲れ果て、


それがまたうつをどんどん悪化させ、
出勤できない日が増える……という
悪循環から抜け出せなくなっていました。


いつも申し訳なさそうな雰囲気を
漂わせていた私の周りには、



それにつけ込んで搾取したり、
嫌味や悪意をぶつけたりする人達が
集まって来ました。


悲しいけど、

「弱い人間」を見抜くのが得意で
優しい顔で近づいてきて、

どんどん面倒な仕事を押し付けたり、
ストレスのはけ口として攻撃したり、


苦しむ私の姿を見て面白がったりする
人格障害っぽい人が多かったです。


弱肉強食の世の中だなぁと感じて、

なおさら生きるのが辛くなっていました。


夫の生育歴や昔話を聞いていると、

私は過去の自分を見ているような気分に
なることが多いです。



結婚したばかりの頃、

夫はいつも


「自分は利用されてばかりだ」


と言っていて、



それまで仲良く付き合っていたはずの
「友人」達を

突然ブロックしてしまうことが
よくありました。



また、毒親や知人から暴言を吐かれたり
お金や時間、エネルギーを搾取されていても


私が指摘するまでそのことに気づかず、

いつも疲れ切っていました。



生きるエネルギーを
周囲の人々に吸い取られて、


干からびたボロ雑巾のような状態に
私からは見えました。


うつが全く良くならず、
問題行動ばかり起こす夫に

私は困惑し、疲弊しつつも、


夫の姿を見ることで
自分のうつの原因やサイクルに
気づくことが多くなりました。



結婚して少しずつ
本当の家族になっていくうちに、


孤独感は薄れ、
愛情に飢えた心も満たされ、

私はもう一人ではないという安心感により


低すぎた私の自己肯定感が
少しずつ高まってきたように思います。



うつ持ち同士で結婚すると、

もちろん大変な面もありますが、



互いのつらさを理解し合えたり、

いたわり合うことができたり、



相手の姿を通して自分のうつを
客観的に分析する機会が多かったりして、



良い面もたくさんあります。



もし私が夫でなく
健常者と結婚していたら、


たぶんうつへの無理解と
心ない対応に傷つくことが
多かっただろうなぁと感じます。



もちろん、私は
「うつ持ち」の結婚相手を
探したわけではなく、


そもそも独身主義者で
トラウマから男性恐怖もあり、

結婚願望が全くなかったのですが、



たまたま夫に出会って、


「この人と一緒にいたい!

一緒にいるためには
(ビザの関係で)

結婚するしかない!」


……となったので
スピード結婚したわけですが。



互いを理解できるようになるまで
衝突が激しかったし、


国際結婚であることで
様々な手続きに奔走したりして、


仕事と家庭の両立が大変で
本当にしんどい時期が続きましたが。



夫と家族になれて、
人生を共に歩むパートナーができて、

本当に良かったです。



入院した時の保証人に
夫が当然のようになってくれて、

必要な物品をすぐ届けてくれたり
毎日LINEをくれたり。


自分を気にかけてくれる人がいる
という安心感と心強さから


私の自己肯定感や自信も
自然に上がってきたせいか、



私の周りから
私を利用したり攻撃したりする人々が
去っていきました。



自己肯定感や自信って
自分を守るオーラとなり

ずるい人々を寄せ付けない鎧として
本当に大切なものなんだなぁと感じます。



今もまだ時々
自己否定や自責の念に苦しむことは
ありますが、


夫との結婚が、私にとっては
大きな転機になったなぁと
実感する日々です。





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