今回のことでは
いろんな人を巻き込んで
大変でしたが
私の友人達がとても気にかけてくれて
一人じゃないんだなぁと
ありがたく思いました。
ある友人と電話で話していると
ガチャっと玄関の鍵が開いた音がして
夫がリビングに入って来ました。
慌てて友達に感謝を述べつつ
会話を切り上げ、
「おかえり〜」と言いました。
たまたま友達と話していたので
私の表情も声も明るく、
自然に迎えることができました。
スマホのメモ帳に
夫が帰って来たらこれを話そう、と
伝えたいことをあらかじめ
箇条書きにしておいたし、
友達を含め、いろんな人に
アドバイスをもらって、
話し合いの段取りを頭の中で
組み立てていた私ですが、
たまたま自然な感じで
迎え入れることが出来たので、
成り行きに任せることにしました。
夫はまず手洗いうがいをし、
部屋着に着替え、
荷物の整理をしていましたが、
私は素知らぬ顔で
床のクッションに寝転んで、
スマホのゲームをしていました。
夫「誰（と話してたの）？」
私「〇〇ちゃんだよ」
夫「ふぅ〜ん」
私「……」
夫「……」
私「ご飯食べた？」
夫「いや……」
私「何か食べる？」
夫「休んでから……」
会話はそれくらいで、
私も無理に話しかけず
ゲームに熱中しているフリをしました。
それが彼にとって良かったのか、
しばらくすると、
彼はいつもと同じように
自ら皿を洗い始めました。
これには少しビックリしました。
なんか、機嫌がいい？
……まぁ、
彼も疲れてるだろうから
話は後でもいいか。
まずは休ませてあげよう。
そう思って
私はあえて彼に話しかけず、
放っておきました。
すると、彼の方からポツポツと、
自分の話や、私への質問を
口にし始めました。
友達のおかげで
すっかり気持ちがほぐれていた私は、
「そうなんだ〜」
などと、
最低限の返事をしながら
ゲームを続けていました。
そのうち彼が私の所に来て、
いつものように足（＋脚）のマッサージ
をしてくれました。
私は心臓の機能が低下しているため
脚がむくみやすく、
以前から夫が毎日
マッサージをしてくれていました。
おっ？
向こうから歩み寄って来た？
彼は話し合いがしたいのかな？
……と思い、
彼がポツポツと話すのを聴きつつ、
私も自分の思いを伝えました。
自分の反省点と、謝罪と。
妥協点と提案、
彼にこれだけは協力してほしいという
私の願いと。
正直、離婚したいのかどうか、
離婚すべきかどうか、
自分の気持ちがわからないことも
伝えました。
いろんな人に相談した結果、
離婚は急がなくていいし、
話し合いの結論も
今日無理に出す必要はないと
言われたことも。
なるべく感情的にならないように、
冷静に、ゆっくり伝えました。
なんとなく仲直りできたような
雰囲気になり、
彼もホッとした様子で寝室へ行き、
大きないびきをかいて寝ていました。
夕ご飯は久しぶりに
親子丼を私が作りました。
たまたま冷蔵庫に
昨日が賞味期限だった鶏肉があったのと
節約しないといけないからでした。
せっかく彼が帰って来たのだから、
本当はピザや寿司などのご馳走を
デリバリーしたかったけれど。
働けない私達には
そんな贅沢をする余裕もないので。
この間初めて買った
白だしを使ってみたら
簡単に、美味しい親子丼ができました。
そして満腹になった夫は、
今また大いびきで寝ています。
いろいろあったけど
丸く収まったようで
ホッとしました。
そして、自分からは友達に
相談したり弱音をはいたり
なかなか出来ない性格の私に対して、
今回は複数の友人が
「お節介かもしれないけど……」と
積極的に手を差し伸べてくれて
本当に心強かったです。
私は一人じゃないんだな……と。
今まで夫と私は
共依存的な関係になってるよ、と
指摘されてきましたが、
これからはお互い自立して、
束縛せず依存し過ぎず、
健全な関係、対等なパートナーに
なってゆけたらいいなぁと思います。
「夫との生活だけが生きがい」
と思うのも、もうやめます。
大病とキャリアの喪失で
生きる意味や人生の希望を
見失っている私ですが、
夫の存在とは別に、
自分の人生を楽しんだり、
新たな生きがいを見つけたいと思います。
24時間365日べったり
２人で家にいるのも良くないので、
時々は私も
一人で外出しようかな。
図書館とか、カフェとか。
リハビリにもなるし。
ブログのタイトル通り
私達はうつ病患者同士の夫婦ですが、
今回の大喧嘩を機に、
少しだけ人生に前向きに
なれた気がします。
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