うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

スイッチが切れる夫

今日は、夫の様子について
書きたいと思います。

夫も長いことうつ病を患っていて、
精神科に通院しています。

服薬は1日1回、就寝前です。

どんな薬を飲んでいるのかな〜と、
薬袋を見てネット検索してみたら、

睡眠薬や頓服も含め、
私よりも強い薬を処方されているようです。

いわゆるメジャー(抗精神病薬)も
入っています。

夕食後に夫は薬を飲み、
私より早く布団に入るのですが、

毎晩、ある時間になると急に
「スイッチが切れた」状態になります。

さっきまで普通に話していたのに、
気がつくと目がとろ〜んとしていて、

私が何を話しても、
「うん、うん」と
空返事が多くなります。

これが、薬が効いて来たサイン。


以前、夕食をレストランで取っていた時、
途中で夫のスイッチが切れてしまい、
今にも床に倒れ込んで
眠りそうになっていました。

その時ちょうど、
注文したお好み焼きが運ばれて来て、
私は熱さと格闘しながら必死でかきこみ、
急いでタクシーを呼び、会計を済ませ、
どうにか家に連れ帰りました。

お好み焼きがどんな味だったのか、
全く記憶にありません。
とにかく早く食べ終わらなきゃ!と焦って、
味わう余裕がありませんでした。


思い返してみると、その夜、
夫は外出前に薬を飲んでいました。

夫にしてみれば、
いつもの時間にいつもの薬を
ルーティンとして飲んだだけでしたが、

いつもの時間にきっかり
薬が効いてしまったようです。


一緒にいたのが私だったから
良かったものの、

もし友人知人との会食中に
スイッチが切れたら、
周囲に迷惑をかけてしまうでしょう。

それだけでなく、
夜道を一人で歩いている時に
もしスイッチが切れて
フラフラしていたら、

窃盗などの犯罪に
巻き込まれるかもしれません。


なので、夫には、

「出かける予定がある時は、
帰って来てから薬を飲もうね。
外でスイッチが切れたら
大変だから。」

と、話しています。


でも、薬を飲んでいないのに、
いつも寝る時間になると、
自然とスイッチが切れたこともあります。

不思議……。

アルコールの影響も
あったかもしれません。

今は断酒しているので、
わりかし大丈夫なのですが。


さて、夫のスイッチが切れた時の、
もう一つのサインがあります。

それは、
突然夜食を無言で食べ出すことです。

さっき歯磨きをして布団に入ったはずなのに、
気づくとリビングに来て、
おやつやインスタントラーメンが
置いてある棚をボーっと眺めています。

大好きなジャイアントコーン
冷凍庫から取り出して、
無言で貪るように食べ出す時もあります。

目がとろ〜んとしていて、
ボーっと一点を見つめながら、
もそもそ食べています。

たぶん薬が効いて、
理性が眠ってしまったのでしょう。

そのまま放っておくと、
欲望のままにジャンキーな食べ物を
いつまでも食べ続けてしまうので、

私は夫が1、2個食べ始めた時点で、

「今日はそれで終わりね。
 後は、また明日食べよう」

と止めます。

それでも止まらない時は、

「もう寝なって!」と

強引に歯磨きを促し、
寝室に送り返します。

私より若い夫ですが、
甘いお菓子や揚げ物、塩分の高い物が大好きで、

こんな食生活を続けていると、
近い将来、私のように身体を壊して
一生食事制限しないといけなくなる
リスクが高いですから。

「私みたいになっちゃうよ。
若い時の無茶が、中年になると
突然、検査数値に現れるんだからね」

と、口を酸っぱくして
言っています。

若くて健康な時は、
自分が病気になった時のことなんて
想像もつかないし、

食生活の大切さも
ピンと来ないですよね。

たぶん夫は私の口うるささを

「ウザいなー」と

内心思っていることでしょう。

それでも、私の入院や手術、
闘病生活を隣で見ているせいか、

以前よりは食生活や運動など、
生活習慣に気をつけるようになりました。

年齢的に、
私が先に逝くのが自然な流れですが、
夫が先に逝く可能性もゼロではないし、

1日でも長く、一緒にいたいですからね。

この穏やかな生活が、
1日でも長く続くようにと願いながら、
私も食事療法や服薬、通院を
続けています。

いろいろあるけど、
夫と結婚して良かった。
夫と家族になれた幸せを、
私は日々味わっています。



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