うつ夫婦のつれづれ日記

うつ病患者同士が結婚すると、どうなるか。日々の様子や夫婦喧嘩、生活の工夫などを綴っていきます。

孤独な人が増えている②

私は大学時代の仲間達と
時々Zoomで「飲み会」をする。

声かけ役の男友達のおかげで
私達は今も繋がっていられる。
ホント感謝している。

でも、最近その頻度が増えている。
彼も仕事や家庭のストレスで、
昔の仲間と会話することを
求めているのだろうか。

私達はLINEのグループチャットでも
繋がっているのだが、
先日、仲間の1人が突然抜けた。
理由は今でもわからない。


40代にもなると、
仕事や育児、介護のストレスに加えて
死別・離別体験も増えてくるし、
自分の心身にも不調が出てくる。

みんないろいろあるよね。
生きていればさ。


相談するのもハードルが高い。
身近な人には知られたくない悩みや
いのちの電話」などの相談先の
つながりにくさもあるし。


まして、私達は就職超氷河期世代
いわゆるロスジェネだ。
子どもの多い時代で受験戦争も激しく、
競争に煽られて育った。

進学も就職も、
同世代の他人を蹴落として掴んだ。
うまくいかなければ全て「自己責任」。
勝ち組、負け組なんて言葉も流行っていた。

まさにネオリベ新自由主義
優勝劣敗の法則を内面化していた。

友達はライバルでもあり、
弱音なんてなかなか吐けない。
自分の情けない所は見せられなかった。

だって友達は仕事で活躍したり
家庭を築いて子育てしたり、
輝いて見えたから。

うつ病で休職して引きこもってますなんて、
言えば友達に軽蔑されると思ってた。
だから、なかなか言えなかった。


でも、私が大病を患った時に
大学時代の仲間は物心両面で
私と夫を支えてくれた。

先日の大きな夫婦喧嘩の時も、
積極的に介入してくれた。
「余計なお節介だけど…」と言いながら。

私は、その「お節介」が嬉しかった。
どれだけ救われたことか。

たぶん、こういう「お節介」を
必要としてる人達が、
世の中にはたくさんいると思う。

みんな孤独なのかもしれない。
「助けて」と言えずに
一人で苦しんでいる人が増えてるのかも。

だから、自殺や通り魔事件など
おかしなことが増えてるのかな。


夫もよくオープンチャットなどで
知らない人達と会話している。
それはそれで楽しそうだから
良いのだけど、

数ヶ月同じメンバーで話して
せっかく仲良くなったと思っても、
ある日突然メンバーが抜けてしまうらしい。

LINEで繋がった友人知人とも、
ちょっとした行き違いですぐ
ブロックしたり、されたり。

いつも寂しそうにしている。

私としては、
私以外の人との繋がりを持って
楽しく暮らしてほしいのだけど。

オンラインの付き合いは難しい。
相手の顔も見えないし、
互いの身元もはっきりしないことがあるし。
何かあればすぐ、断絶してしまう。

かと言ってコロナ禍では、
友人作りのきっかけとなる
飲み会やイベントが開きにくい。


そして、「食事をともにすること」は
確かに打ち解けるきっかけにはなるけど、
それだけでは深い絆は生まれにくい。

サークルでもバイトでもボランティアでも
何でも良いのだけど、
「一緒に何かをする」経験がないと、
なかなか「仲良しの友人」には
なれないと、私は思う。


今は友達を作りにくい時代だね。
みんな孤独なのに、
うまく繋がれずにいる。

孤独な人が増えていると感じる。


いつかコロナ禍は終わるだろうけど、
心からそう願っているけど、

この数年間で私達は
健康やお金だけではなく、

本来ならできたはずの経験や
周囲の人との絆を失って、

今まで以上に
生きづらい社会になっている気がする。

コロナ禍も戦争も貧困も、
早くなくなってほしい。



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